
ディスレクシア(読み書き困難)の正しい認識の普及と支援を目指す、当事者団体エッジは、3月27日(金)・28日(土)の2日間、読み書きに困難をみせるこどもたちが、自分に合った学習方法を見つけるための体験型イベント「学びのビュッフェ見本市2026」を、東京都港区南麻布にあるさくらインターナショナルスクール初等部にて開催する。
こどもにぴったりの「できる」を選ぶ
日本の教育現場では、教科書を読み、漢字を書くことが学習の基本とされている。しかし、知的な遅れはないものの、読み書きに困難をみせるディスレクシアのこどもたちにとってそれは非常に高い壁となる。
「学びのビュッフェ見本市2026」のテーマは「学び方はひとつじゃない!」。ビュッフェでおいしい料理を取り分けるように、自分にぴったりの便利な道具や、楽しい学び方を自由に見つけられる場としている。
「学びの多様性」を当たり前に
ディスレクシアは、40人学級に2~3人の割合でいるが(※(、適切な支援があればその能力を十分に発揮できる。デジタル教材や音声教材などのテクノロジーの活用をはじめ、自分に合った方法を見つけていくことで、学習のつまずきを防ぎ、「できた!」という自信を育める。

見本市では、デジタル教材からアナロググッズまで、多様な選択肢を一堂に集めた。ディスレクシア当事者の視点を起点に、デジタルからアナログなグッズまで、こどもの「学びの選択肢」を広げるブースを用意している。
自分にぴったりの学習スタイル
【学び・体験】自分にぴったりの学習スタイルを発見では、「勉強のやり方を変えれば、もっと『できる』が増える」ことを実感できる体験コーナーを設置。
国語のデジタル教科書や、無料で活用できるICT教材の操作体験が可能なデジタル支援、「聴く」ことで理解が進むとする、4教科のテストデモ体験で点数アップの可能性を体感できる。
唱えて覚える学習として、漢字の意味や成り立ちから楽しく学ぶ方法をワークショップで体験できたり、多感覚漢字学習として、「書かずに漢字を学ぶ?!」など五感を使ったユニークな自作教材を紹介したり、視覚支援・文具として、「読む」「書く」の負担を軽減するリーディングトラッカーや便利グッズを紹介。
「もしも自分が読み書き困難な小学生だったら?」をVR体験し、周囲の理解と支援の必要性を実感できるほか、暗記に頼らず、スッと頭に入る新しい英単語学習アプリを体験できる。
ロールモデルと触れ合うワークショップ
【作ろう・遊ぼう】ロールモデルと触れ合うワークショップは、ディスレクシアの先輩であるお兄さん・お姉さんと一緒に、楽しみながら「将来の自分」をイメージできる交流プログラムだ。
ブースでシールを集めるとお菓子がもらえるスタンプラリーや、会場を回りながら先輩たちのカードを集め、楽しく交流できるプロフィールカード集めを実施。最新のAI技術を使って自分だけのシールをデザインすることもできる。
また、手を動かす楽しさを共有する、ワークショップ春色☆ビーズアクセサリー作りを事前予約制で実施する。タイの大学教授かつ建築家、陶芸家として活躍するディスレクシアの先輩の話を聞けるティータイムトークも開催。
専門家にも相談できる
【相談】専門家と「おしゃべり」して悩みを解消として、専門的な知識を持つスタッフや、現場経験豊富な先生に直接相談できるコーナーもある。
読み書きQ&Aには、エッジ会長の藤堂栄子さんが、学校の困りごと相談には、横浜市立小学校元校長の西尾琢郎さんが、学習・心理相談にはスクールカウンセラーの田中美知子さんが応えてくれる。
また、音声教材BEAM個別相談として、申請方法や使い方の具体的なアドバイスを受けることができる。
デジタルからアナログまで、自分に合う学習法を無料で体験できる、『学びのビュッフェ見本市2026』を訪れてみては。なお、同イベントは下記詳細・申込ページにて事前予約を受付けている。
■学びのビュッフェ見本市2026
開催日時:3月27日(金)13:00~16:00/28日(土)11:00~15:30
会場:さくらインターナショナルスクール初等部
住所:東京都港区南麻布2-4-2
入場料:無料(事前予約制)
詳細・申込:https://manabi2026.peatix.com
来場特典:先着300名(1家族1冊)に「学びのヒントBOOK」をプレゼント
※日本語では8%が読み書き困難と報告されている(Uno et. al. 2009. Reading and Writing.)
(さえきそうすけ)